ようこそDEATHWISHへ!衝撃の残虐ホラーフェイク英訳MANGA!
今回はPeter Richardsonによる『Zombie Makeout Club』。2022年よりwebtoonにて連載(でいいのかな?)され、現在も進行中の作品。同年ABLAZE PublishingよりTPB版が出版され、現在2巻まで、3巻が来年1月出版予定となっています。
とりあえずこれ、日本でもいくらか認知度あるのかなと思い少し探ってみたのだけど、なんかフィギアとかTシャツとか販売されているようなのだけど、現物コミックの方はXの呟きレベルでも言及がないようなので、一応日本未紹介、ほぼ知られていない作品としてやって行きます。
えーと、サブタイトルあたりにも表れているようにかなり要説明の情報量多いんだけど、とりあえず順番にやって行きます。まず私はどうやってこの『Zombie Makeout Club』に出会ったのか?
そもそもはフランスのChristophe Becというコミック作家について調べていて、アマゾンKindleで手に入るものを検索したところ、その中に明らかに違和感のあるこの作品が出て来た。何だろうと思い見てみたがよくわからず、1巻がKindle Unlimitedだったのでとりあえずレンタルし読んでみたという次第。
まずそっちの結論から言うと、この作品Peter Richardsonの単独作品であり、Christophe Becは全く関係ありません。クレジットがあるのもKindle版1巻のみで、プリント版にもなく、何らかのミスと思われます。多分版元ABLAZE Publishingによる商品登録段階のことだと思うけど、よく分からん。
まあそんな普通は起こりえないような偶然で、この作品と出会えたというわけ。あ、ちなみにChristophe Becの方は近日登場予定です。
フェイク英訳MANGAとは?
実際にジャンルとしてそういうものがあるかはよく知らないのだけど、この作品についてはそういう日本で出版されたマンガ作品を英訳したものと装うような形で作られている。
具体的に言うと、まず本自体が日本のマンガ仕様で右開き、右上から左下に向かって読まれるように描かれている。表紙、各章タイトルページに日本語題が併記され、擬音、効果音などが日本語で書かれている他、吹き出しも意図的に日本語縦書きで書かれた縦長のものの中に、翻訳した英語を入れたような形に書かれている。この辺は後で画像を見てもらえばわかると思うんで。他に細かいところでは登場人物の使ってる携帯が全てガラケーとか。
その他、この作品はwebtoonにて発表されているというのは最初に書いたけど、そちらの方では作者名等は一切入っておらず、タイトル『Zombie Makeout Club』のみが書かれている。Peter Richardsonという作者名は、単行本化に際し、初めて出されたものと思われる。この辺で一旦そっちへのリンクも張っておきます。最後にももう一度入れるんで。
Zombie Makeout Club/webtoon
細かく見て行けば、日本のマンガとの違いというような部分は多く出てくるだろうが、基本的には作画、タッチという部分ではかなり日本のマンガを再現できていると思う。ただ自分的にはこの画がどこからの影響が強いとか、いまいち指摘できないのだけど、もしかするとあまり自分が見てなかった部分なのか、自分が日本のマンガを見過ぎて情報量が多くて整理できないのかはわからない。
Zombie Makeout Clubはいかにして作られたか?
とりあえず作者の情報もなく、どうしてこんな作品が作られたのかもわからないまま、とにかく読んでみたのだけど、本編の最後に作者あとがきがあり、それでやっと作者とこの作品が何なのかが見えて来た。いつもは作者については最後なのだけど、今回はそっちからやります。
作者Peter Richardsonは、そもそもは服飾デザイナー、でいいんだと思うんだがもしかすると正確な言い方ではないのかもしれないけど。この作品に出てくるようなイラストをプリントしたTシャツやパーカーなどを販売するこの作品タイトルと同じZombie Makeout Clubという自身のブランドを持っている。ちなみにこちらがそのブランドのサイト。
Zombie Makeout Club
Peter Richardsonで検索すると、主にカートゥーン系といった感じのイラストやコミックを作成している人のサイトが上位に出てくるのだけど、多分この人は同名の別人。
日本のマンガからの影響については具体的には書かれていないのだが、それらのイメージについて大きく影響を与えたのが日本の『鉄男』や『ラバーズ・ラヴァー』といった映画だということ。
そういった服にプリントするキャラクターイラストを作成するとき、彼の中にはキャラクターにまつわるストーリーがあり、それらのイラストとストーリーを組み合わせたものを「Demons Zin」と題して服と一緒に販売しているうちに、それをコミック/マンガという形にしようと考えたということ。その「Demons Zin」がどういう形で出されていたのかはよくわからないのだけど、とにかくそれを発展したものがこの『Zombie Makeout Club』とう作品だということ。ちなみにそちらの「Demons Zin」は巻末に収録されており、主にこの作品の登場人物の一人Miraiを主人公としたそちらのストーリーも、一部本編内に取り込まれている。
そもそもが作者名・出自なども不明なまま発表されたものを、ここで先に種明かししてしまうのは無粋かと思ったのだけど、読み始めてこれ何???がどうしても引っかかっていたりしたので、少し安心して読めるかと思い、先にやってしまいました。Peter Richardsonさん意図に反する形になってしまったらごめん。
Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish
最初にお断りという感じになるが、この作品上に書いたような成り立ちで、イラスト的なイメージを拡大したというものなので、ストーリーは少し、というかかなりわかりにくい。それに加え、コミック/マンガ的な文法が弱く、それがわかりにくさに輪をかけてしまっている。例えばシーンの繋がりとか、キャラクターがシーンに入って来る状況とか。なるべくわかりやすいように整理したつもりだけど、こちらの読み違え、解釈違いなどあったらごめん。
キャラクター
キャラクター紹介については、作品冒頭にあり、世界観というようなものも現れていると思われるので、その内容をそのまま書いた。ちょっと?の部分あっても、これそういう作品なのでね。
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Yume:
死へ向かっての跳躍の後、自殺により死亡。不気味な研究室で謎の蘇生を遂げる。 -
Gasmask/Mirai:
人類種の能力拡大実験により産み出される。虐待的な父親から幼少時に逃亡するが、以来彼女の身体は重度に崩壊し続けている。現在は自身が監督する研究所においてダークサイエンスにより人々を死から引き戻している。 -
Crow:
相棒を裏切った元刑事。現在はGasmaskの傭兵として働いている。重い罪悪感と後悔を抱く。Shinobuとは謎の繋がりを持っている。 -
Onesan/Shinobu:
Yumeの姉。過度の苛めと脅迫の後自殺する。 -
Sixth Sister:
Miraiの多くの奇形化し発狂した妹の一人。彼女たちの父親からの寵愛を求め、Miraiを彼の研究所へ連れ戻そうと試みる。 -
Tetsuo:
Gasmask/Miraiのかつてのボーイフレンド。数年前、Miraiの妹たちの一人により殺害される。
Story
01: Eyepatch
街中の横断歩道を渡るセーラー服の少女。お姉さん?
「お姉さん!」
呼びかけに少女は振り返る。昏い眼の少女。
開く眼。
ブーン、ブーン。不気味なノイズが響く。
瞼、目の周囲に手術用の器具が押し込まれ、目が大きく開かれる。
何処かの白く空虚な場所に置かれた手術台。
セーラー服の少女が横たわり、その顔に覆いかぶさるように手術着の男が彼女の眼に施術を行う。
何らかの装置を通して施術場所を見ながら、手を動かす男。その装置は無数のテレビモニターを繋いだ巨大で不気味な装置に繋がっている。
ベッドの周りにはケーブル、チューブ、パイプが血まみれで散らばる。
ベッドの上、少女の衣服にも飛び散った血。少女は意識がないようだ。
男は少女の眼球の摘出にかかる。その様子がテレビモニターに映される。レトロなブラウン管テレビ。
ブーン、ブーン。不気味なノイズが響く。
「!?」何かに驚く男。アップにされた不気味な顔面は、マスクなのか、何度も破壊され修繕されたツギハギなのかもわからない。
並べられた手術器具に伸ばされる手。
その刃物が男の顔面に、下から突き立てられる。
繰り返し振るわれ、突き立てられる刃物。飛び散る血しぶき。
男は床に倒れ、もはや息が無いようだ。
ブーン、ブーン。不気味なノイズが響く。
複数のテレビ画面に少女の姿が、パズルのピースのように分断されながら映し出される。
「また?」携帯が鳴り、Yumeは呟く。
母親からの電話であることを確認し、通話を受けず切る。
煙草に火を点け、煙を吐き出す。
座っていた屋上の縁から煙草を投げ捨てるYume。
そして彼女の姿はそこから消える。
顔に手を当て、右眼を拡げるYume。
眼の周囲の皮膚の中から金属のワイヤーがいくつも突き出し、眼球に突き刺さって行く。
手に持ったメスを眼球に突き立てるYume。
そして眼球を抉り出す。
屋上から落下するYume。
その姿を見送るように、眼球の無くなった右眼から血を流しながら屋上に立つYume。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
「あなたみたいな人が持ってたこれは、私を待っていたのね」布の上に置かれた眼帯と鋏に語り掛けるように言うYume。
まだ血が流れ続ける失われた右眼の上に、眼帯を着けるYume。
「死に続けていることがこれからクソ厄介になって行くのか、私にはわからないわ」
02: Crow
「なんでアンタは…」ガスマスクを着けた黒いセーラー服の少女が、怯える男の首にナイフを突きつけながら言う。
「他の女を…」ナイフはそのまま男の首に突き立てられる。
「目覚めさせたの!?」引き抜かれるナイフ。噴き出す大量の血。
「あなたのカラスが最初の失敗を追跡できることを話して」窓を向いたガスマスク/Miraiは、背を向けたまま室内にいる人物に話しかける。
「彼女を見つけることは難しくなかった。だが一つ…、予想外の問題があった」不気味なマスクを着けた男 -Crowが答える。
「問題?」
「あいつはノコギリを見つけた」
片手で持った電動丸ノコを振り、男の課をを切り裂く、スキーマスクを被ったセーラー服の少女。
次々と顔面を破壊されて行く男たち。血が滴る電動丸ノコ。
「さあ、あんたたち急ぐ必要はないわよ。あんたら全員の分を用意してるからね」スキーマスクの少女は言う。
丸ノコの餌食となる男たち。飛び散る血しぶき。
血しぶきが近くにとまりその様子を見ていたカラスに降りかかる。カラスの頭部、眼の周辺には何らかの配線をされたように金属のワイヤーが巻き付いている。
カラスにウィンクを送るスキーマスク。
カラスの眼。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
その姿は、ガスマスク/MiraiとCrowがいる部屋の、複雑に接続された無数のテレビモニターに映し出されていた。
「あいつが正確にはもう死んでるのは分かってる。でも私はこのビッチを殺すのを待ちきれないわ」Miraiは言う。
「優しく追い掛けて上げる。…そして殺す…。サイクロプス・ガール」
「その途中でこいつを個人的に始末することを決めたわ」
「それから、Crow」
「電話には応えないようにね」
「もちろんさ」Crowは答える。
携帯電話からの声。「まだクィーン・ビッチから命令されてるのか、ああ?」
どこかの工場か倉庫地帯のような場所の人気のない裏道。
坊主頭の中年男がハンバーガーを頬張り、すぐに吐き出す。「クソッ!ひでえ味だな」
「それで、こうなったわけか。お前さんがヤクザのポケットに入れられちまったことで、お前の相棒を始末することになったと」坊主頭は目の前の人物に向かって言う。
「連中は俺の全てを手に入れた。家族さえもな。俺はこうするしかない。あんたならわかるだろう」男に拳銃を向けながら話しているのは、かつてのCrow。
「そして俺は、連中はこれが片付いたらお前も始末することも分かってるがな」坊主頭は言う。
無言で俯くCrow。
「いいだろう、小僧、やんなよ」
そして銃が発射される。
セーラー服の少女(Yume?)の眼球摘出手術が行われた手術台を調べるCrow。
そこにかつての相棒である坊主頭が入って来る。「畜生、このヘンタイ手術室にゃあ、いつもむかつかされるぜ」
「あんたなんでここにいる?」顔を上げるCrow。
「お前が電話を取らねえからだろ」
床に落ちた眼球に手を伸ばすCrow。
「最初に手袋をつけるもんじゃねえか?ひでえな、小僧」
煙草を吸いながら、坊主頭は続ける。「そいつに例のテレパシー手品を使ってみるとか言うんじゃねえぞ」
「俺ぁ、正真正銘の菜食主義者なんだからな。アインシュタインも晩年には菜食主義者だったって知ってるだろ」
黙れ。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
マスクを上げ、眼球を口に含み、そのまま飲み込むCrow。
瞬間、頭の中を走るイメージに戦慄するCrow。
Yumeの姉Shinobu。Yume。顔面の皮膚が消失し、左目だけが生きている髑髏。
携帯に非通知設定の電話がかかる。
「もしもし」電話を受けるCrow。
「ああ、見た。…で、俺がやるなら、あんた俺を死なせてくれるのか?」
「取引成立だ。俺が彼女を救う」
「つまりそりゃあ、お前のボスを裏切るってことだな。お前については目新しいことでもねえが、少なくともお前のハートも時には正しい場所にあるってことだな」坊主頭が言う。
「俺のハートじゃないさ」とCrow。
頭にワイヤーの巻き付いたカラスが飛来し、Crowの腕にとまる。
「じゃあ、もういいかな?俺たちの新しい友人が、ある深刻な事態に嵌まり込んでいるるようなんでね。彼女がこの目玉以上のものを失ってないか確かめなきゃならん」
このCrowと昔の相棒の坊主頭のくだり、やや分かりにくいかと思うので、蛇足ながら説明。
最初のCrowが坊主頭を射殺するところまでが過去で、手術台を調べているところからが現在。時制・場所などが変わった描写がないのでわかりにくいかと思うが、その辺のコミック/マンガ文法の甘さは勘弁してあげて。
一旦死んだ坊主頭がどうして生き返ったのか、どうもCrowと同様のMIraiの配下には見えないが、どのような勢力に属しているのか、などの説明はとりあえずこの時点ではない。
とにかくこの作品については、この辺の謎、いつか説明されるのかもしれないし説明されないのかもしれないけど、とにかくこうなってるぐらいのスタンスで読むしかないので。あまり考察的なことをしても意味があるとは思えないのでその辺は放置するが、時制、シーンの切り替わりなどで混乱しそうなところについては、その都度なるべく説明を試みます。
その後のYume。歩いて来たYumeは、足元に飛び散った血に気付き、上を見上げる。
天井からチューブを首に巻かれて吊るされた複数のマスクを被せられた死体。その周りには吊り下げられた無数のテレビモニター。
その先にも吊るされた死体の列は続き、テレビモニターには破壊され、殺された多くの人々が映し出されている。
その暗闇の奥には、頭部がテレビモニターのYumeと同じセーラー服の少女がいた。頭部のテレビに映った拡大された眼。彼女の座るテレビには、死から蘇った直後の眼窩から血を流すYumeが映っている。
「あら、お馴染みの顔が来たわね」テレビ少女が言う。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
立ち尽くし、無言でテレビ少女を睨むYume。
「何?その目は?会えて嬉しくなさそうね、私に…、あんたに…、私たちに」テレビ少女は言う。
「あんた私たちを殺したようね。またここでそれをやらなきゃならなくなるようだけど」
「あんたが本当に私なら、私が死んだときどうなったか知ってるでしょう。私がこの完全に何もないところ、空虚に戻って来るはずなんてない」Yumeは言う。
「あらら、あんたが好きな人たちみんなが、あんたといるより死んだほうがましと思ってるのに、生きてる意味あるの?」テレビ少女が言う。
Yumeがテレビ少女の頭のテレビを蹴る。
画面が割れ、床に落ちる少女の頭だったテレビ。
この世のものと思えない叫び声が、周囲に響き渡る。
「今度は何なの?」音の方角に振り向くYume。
Yumeに頭部を筒のようなマスクで覆った男が襲い掛かり、首を締め上げる。男の後頭部からは無数のケーブルが伸びている。
ここでYumeにより彼女が現在いる場所が「完全に何もないところ」、「空虚」(Absolute Nothingness、Void)と言及される。詳しい説明はないが、とにかく以降、Yume、Crow、Miraiらがいる場所は、そう表現されるようなどこか別の場所・空間ということになる。
03: Skimask
PCのモニター画面。チャットの様子が表示されている。
「新しい転校生のこと、聞いた?父親が刑務所に入ってるっていう姉妹」
「うん、みんなあの二人のこと話してるよ」
「Sanjiが彼女たちのお母さんとやったって言ってたよ。家賃を払うために売春してるんだってさ」
少年が待っている人気のない路地裏に入って来る少女。Yumeの姉、Shinobu。
「やっと来たかよ。もう来ないんじゃないかと思い始めてたぜ。このママの写真拡散されたら、お前自殺しかねないもんな」少年は言う。
「もし写真がなくても、お前なら金払えばやらせてくれんだろうな。ママみたいに。ママはいつもお前より情熱込めてやってるようだぜ」
無表情で目を逸らすShinobu。
下卑た笑いを浮かべた少年は、ズボンを降ろし、股間にShinobuの顔を引き寄せる。
少年の表情が驚愕にひきつる。
隠し持っていた拳銃で、Shinobuは少年の股間を撃ち抜く。
倒れる少年。その顔面に銃を発射するShinobu。
「本心で言うけどさ、Nishi。これ本当に気持ちいいわ」
顔面が破壊された少年の死体に言うShinobu。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
「あんたを殺すことで今については主導権を得たけど、あたしの人生はどうにもならないまま」
「クソ野郎どもを一生殺し続けるのも楽しそうではあるけど、結局あたしの人生、その手のクソ野郎どもに動かされ続けるだけ、そうじゃない?」
右の頬に拳銃を押し当て、引き金を引くShinobu。
顔の下半分が吹っ飛ぶ。
顔面を破壊され横たわるShinobu。
病院の手術室。「顔をこんな風に銃で撃たれては、我々に彼女を救う術はない」「だが少なくとも、我々は彼女の臓器を、ICUで致命的な状態の患者に使うことができる」
ハッとする、横たわったCrow。
このパートは過去の、Yumeの姉Shinobuが死に至る経緯。
最後のシーンは、絶望的な状態で病院に運ばれてきたShinobuの臓器が、同じ病院で死にかけていたCrowに使われ、彼が生き延びたということを示していると思われる。実は最初読んだときこの部分よくわからなかったのだけど…。
皮膚がはがれて骨が露出した破壊された人体というのは、この作者Peter Richardsonのこだわりのようでこの後も度々登場する。拳銃で撃ってこんな風にならないとか、ツッコミを入れるのは野暮。
ここで過去と現在のシーンが切り替わるのだが、またちょっとわかりにくくなってるので注意。
テレビ少女に続き現れた筒頭の大男の襲撃に、危機に陥るYumeの救援に、Crowが現れる。
「ここからじゃ撃てない。頭をどけろ」銃を構えて言うCrow。
「この状況でそんなことができると思う!?」叫び返すYume。
この姉妹が俺に死をもたらすだろうことは、死にたがってる俺には朗報だな。Crowは思う。
銃が連射され、Yumeは大男の手から逃れ床に投げ出される。
「こいつは…マジでついてなかったな」呟くCrow。
銃弾によりマスクを破壊された大男の筒頭は、三人の人間の頭部・顔面を繋ぎ合わせたものだった。弾丸はその顔に当たっているが、なおも男は立ち続ける。
「クソッ…、私は…、また死んだり…しないわよ…」立ち上がることもできず言うYume。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
聞こえてくる空気を切り裂く音。
「間に合ったようだな」Crowが呟く。
背後から現れたスキーマスクの少女が、筒頭の頭部を電ノコで破壊する。
「みんな元気ー!どっちもまだ生きてるようでよかったわ!」スキーマスクが陽気に叫ぶ。
「辛うじてな…」とCrow。
「「俺が彼女を救う!」をカッコよくやるのはあなたじゃなかったの?」スキーマスクが言う。
「あの化け物に弾丸が効かないなんて、俺に分かるわけないだろう」
「ねえ、楽しいお話も結構だけど、私は何がどうなってるのか知りたいんだけど」Yumeが話す。
「あらあらごめんね、怖かったでしょう」マスクに手をかけながら言うスキーマスク。
「でも、もう大丈夫よ」マスクを下からめくる。
そこから現れた顔の下半分は、肉のない骸骨だった。
「お姉さんがあなたを護りに来たわよ」Shinobuは言う。
04: Gasmask
ちょっとわかりにくくなる恐れがあるので、先に少々注釈。
ここからしばらくは、ガスマスク/Miraiの過去の話となる。
巻末収録の「Demons Zin」のストーリーも一部含まれており、作者Peter Richardsonの初期のオリジナル設定ともいう部分。
屋上の縁に座り、町を眺めるセーラー服の少女。
「君いつも縁のところに座ってるね」少年 -Tetsuoが少女に声を掛ける。
「心配だな。君そのうちそこから飛び降りたりしないよな?」Tetsuoは言う。
「いいえ、そんなつもりないわ」マスクを着けた少女 -Miraiは振り返って応える。Tetsuoはその横に腰を下ろす。
「でもすごい強風が吹いて吹き飛ばされるなら、それでいいかも」Miraiは言う。
「ハハ!」並んで笑う二人。
PCのモニター画面。チャットの様子が表示されている。
「あたしたちの学校にゾンビがいるって知ってる?あのいっつもマスクしてる不良女」
「LOL >_< そんなバカな話初めて聞いたよ。ゾンビなんていないよ。マスクはただのファッションでしょ」
「ホントだよ!Akiがあの子のマスクから血がしたたり落ちてるの見たんだって!!あの子、街の外の呪われた村から来たんだよ。そこで生まれたやつ、みんな気持ち悪いのになるんだって AF O_O」
電話が鳴る。夜の街。
Miraiは骨だけになっている手で、携帯を開く。
電話はTetsuoからだ。
ギザギザの刃が付いた鉈が振り上げられる。飛び散る鮮血。
血が流れる鉈を持つのは、般若の面を被ったセーラー服の少女。
「ヤバいところに行くことになりそうだけど、私のボーイフレンドからじゃないみたいね」電話に向かって言うMirai。
般若面の少女Sixth Sisterは、電話の向こうで不気味な笑い声で応える。
緑の多い公園らしき場所にいるSixth Sisterの後ろには、鉈で顔面を切られたTetsuoが座り込んでいる。
顔の下半分を覆う鬼の面を着け、奇怪な刀を手にバイクにまたがるMirai。
羽織ったジャケットの背には「悪魔」の文字。
公園の入り口に到着したMirai。階段の上からSixth Sisterが何かを引き摺りながら降りて来る。
Sixth Sisterが髪を掴み引き摺って来たのはTetsuo。既に息はないようだ。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
刀を振りかぶるMirai。
鉈を構えるSixth Sister。
こんにちわ、お姉さん。私に会いたかった?
踏み込み、一刀のもとにSixth Sisterを斬り捨てるMirai。鮮血がSixth Sisterの頭から噴き出す。
「あんたのような悪魔が私たちの成れの果ての姿なら、私は私たちの呪われた村を、地上から焼き尽くすわ」
Sixth Sisterの死体を見下ろし、そう告げるMirai。
「私は妹たちを殺すわ、父さん。そしてその腐った穴から出て来たその他全てを」
Miraiはバイクに乗り、去って行く。
「全てはより単純さ」
また一人、別の「妹」を斬るMirai。
「君の考える全てが殺しの時には」
大量の血しぶきの向こうで、刀を振るMirai。
「そして死について思いを巡らせない時には」
力尽きたように虚ろな目で座るMirai。外は雨。
「そうじゃなかったかい、Mirai?」
手術台の上で、無数のチューブに繋がれて目覚めるMirai。
「もしあなたが死んだ後に、私の頭の中で鬱陶しく話し続けると知ってたら、絶対デートなんてしなかったでしょうね」
起き上がったMiraiは言う。ベッドの横にはTetsuoが立っている。
「そりゃ冷たいな。僕としては自分が素晴らしいボーイフレンドだと思いたいんだがね」Tetsoが言う。
「多くの人が”君のために死ねる”というけど、本当に過去にそんな風に死んだ人いるのかい?」
「あなたは私のために死んだんじゃないでしょう。あなたは私のせいで死んだ。それは違う話よ」Miraiはガスマスクを手に取り言う。
ガスマスクを着け、刀を手にするMirai。
「さて、失礼させてもらっていいかしら?」
「私には、私のために死んでもらわなきゃならない、少々のルーズエンドが残ってるの」
この部分若干時系列がややこしいので、少し当方の解釈で整理してみる。
まず、高校に通っていたMiraiにTetsuoというボーフレンドができるが、彼女を(呪われた村、or 父の研究所から)追って来た6番目の妹にTetsoは殺害される。それからMiraiが妹たちを次々と殺して行ったというのが、この話が始まる以前の過去というのは問題ないと思う。
その後のシーンが、妹たちとの闘いで力尽きたMiraiが蘇生された時点なのか、現在なのかで少し悩むのだが、どうも最後に言ってる「ルーズエンド」が話的にYumeと姉のShinobuのことだと考える方がわかりやすいので、現在で、Crowと一緒にスキーマスク/Shinobuが蘇生して暴れているのを見た後、何か戦いに備えて力をつけるためか、それをやらないと生き延びられないかの理由で、こちらも一旦死んでからここで生き返らされたTetsuoの手伝いで、何らかのダークサイエンス処置を受け、その間意識がないところで見た夢的な形で過去が回想されている、というのがわかりやすいんじゃないかと思う。
くどくど説明している時点でわかりにくくなってるのか?
助けに現れた姉、スキーマスク/Shinobuと再会したYumeと、Crow。
「つまりあんたが言ってるのは、あんたのボスの頭のおかしいイカレ女が、オカルトと科学をごちゃまぜにして死んだ奴を生き返らせようとしてるってことね」YumeはCrowに言う。
「全てはその女が、自分の心と身体を蝕んでいる、呪われた血みたいなもんで死ぬのを恐れているがゆえに」
「ああ、長い話だが、要約すればそんなもんだな」Crowが答える。
「そして明らかにあの女のブラックサイエンスとやらは、自殺した人間に最も効果的。そんなわけで、あたしたちはラッキー地獄からお帰りくじに、当選したわけよ」Shinobuが言う。
「ちなみに俺については、同意なしの心臓手術により、あんたの姉さんが死んで以来生き延びている」
Crowはそう言い、胸の手術跡を見せる。「以来彼女の心臓は俺の中で鼓動を続けている」
「正直言って、あたしはこの空虚に戻れたことに満足してる。だからCrowに、あいつが望むものを与えてやってもいい気分になってる」ShinobuがYumeに言う。
「あなたに再会できたのは嬉しいわ、妹ちゃん。でももしあんたが墓から戻るのが嫌なんだったら、あのガスマスクのネクロマンサーを、絶対に殺してあげるわ」Yumeの顔に笑みが浮かぶ。
突然の気配に、Yumeを抱えて身をかわすShinobu。
次の瞬間、Shinobuの左腕が肩から切断され、血が噴き出す。
そこに刀を構えて立っていたのは、ガスマスク/Miraiだった。
「幸運だったわね。今のであんたの頭が落ちるはずだったのだけど」
「つまりあれがその女、私たちの命をもてあそんでる奴?」Yumeが言う。
「ああ、あれがそうだ」Crowが答える。
「長くはかからないわね!あたしが片手でお前を殺せないと思うなよ!」残った右手でMiraiを指さし、叫ぶShinobu。
「試してみることね。もう一方も切断するのが楽しみだわ」ガスマスクの奥から、Miraiが言う。
落ちていた鉄パイプを拾い上げ、Miraiに突進するYume。
「あたしがぶっ殺してやる!」
05: Demons
鉄パイプを横からMiraiの顔面に叩きつけるYume。Miraiのガスマスクが壊れ、片方の眼球が飛び出す。
何のつもり、サイクロプス?あんた既に一回、自分を殺してるじゃないの。じゃあ今度は私がやってあげる。
「そうよ、私は自分が愛するすべての人たちに、置き去りにされてきた。私が望むのは死ぬことだけだった」Yumeは俯き、そして顔を上げて続ける。
「でも、虚無を見て、戻って来ることで気が付いた。私を置き去りにしたのは自分。他の誰でもない」
鉄パイプと刀で打ち合うYumeとMirai。
「私が生きる理由を、他人に与えてもらうことなんてできないんだ!」
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
Miraiの顔面のガスマスクに、Crowから銃弾が放たれる。
「率直に言おう」Crowは言う。
「あんたが生き延びたいと俺を説得する前に、ここで決着をつけないかい?」
ガスマスクが破壊されたMiraiの顔面は、皮膚もなくなり骸骨がむき出しとなっている。
「そうねえ!あんた、妹ちゃんに会えた以外は、あたしもこの全てにうんざりなのよ」
背後から電ノコでMiraiに襲い掛かるShinobu。
背後を刀で薙ぎ払うMirai。
Shinobuの首が切断される。
闇夜に浮かぶ満月。
立ち尽くすShinobuの頭部を失った首から、血が噴き出す。
「殺してやる!」憎悪に歪んだ表情で叫ぶYume。
骸骨と化した顔面で振り向くMirai。
「いや…」
「俺が殺る」
背後からMiraiの頭を撃ち抜くCrow。
倒れるMirai。
Yumeは、その身体に鉄パイプを振り下ろす。
脳裏に浮かぶ、姉Shinobuの姿。
Yumeは、MIraiの動かなくなった身体に鉄パイプを打ち下ろし続ける。
闇夜に浮かぶ満月。
その下に裸で座るYume。
その皮膚が見えない力により剝がされ始める。
Yumeの半身は、皮膚を失った骸骨と化して行く…。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
憎悪の表情で、肉塊と化したMiraiを打ち続けるYume。
飛び散る血。
携帯が鳴る。
「もしもし?」Crowが電話を受ける。
「うーん、ああ、彼女は現在、少々取り乱してるようだな」電話の相手にCrowが言う。
飛び散る血。
「なあ、あんたが今、完全報復モードになってるのは分かるんだが。思うに…」CrowはYumeに呼びかける。
「おい」
「おい」
Crowに呼ばれていることに気付き、振り下ろす手を止めるYume。
「あんたにだ」Crowは携帯を差し出す。
「あんたの姉さんからだ」Crowは言う。
携帯を受け取り、話すYume。「うん、あいつは確実にやっつけたよ。ううん、姉さんのノコギリは使わなかった。ちょっとね」
「あいつ?大丈夫そうよ、分かんないけど。あいつ姉さんの心臓持ってるんでしょ、知らなかったの?」
「私は大丈夫…」話し続けるYume。「もちろん、ウソだけど!私はまた死んだりしないし、そんなことできない。でも、もし安全に生き続けてたら、結局自分のことが嫌いになって、なんにしても死にたくなるんだろうね」
「わかったよ、姉さんの言うとおりだね。私もあいつはそんな悪い奴じゃないと思う」
「多分私は、姉さんが死ねたことをある意味喜ぶべきなんだろうね。わかるよね。私も、時々はまともになれるようになるからね」
Yumeの残った左目から涙がこぼれる。
「姉さんは私を助けてくれるよう、あんたと取引したって言ってた。それはあんたが、まだ私をこの地獄から抜け出させてくれるってことだよね」Yumeが言う。
「ああ、そうだな。やれると思う。取引の主なところは、俺が殺されるようにするってとこなんだが。何にしてもな」
「あんたのその目的への積極的姿勢が、私たちをここから出してくれることになると思ってるわ」
何処かへ歩き去って行く二人。
『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』より 画:Peter Richardson
何処かにある研究施設、または実験施設。
前髪が半分白い少女が、首に多数のチューブを繋がれ、黒い液体の中に浸かっている。
目覚めた少女の、眼が開く。
少女は身体を起こし、周囲を見回す…。
Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish ーENDー
最後に出てくる前髪が半分白い少女は、一通り読んだときMiraiがどこかで生き返ったということなのかな?と思ったのだが、見た目も違うし念のために2巻のプレビューを見てみたら、これは全く違う新しいキャラクターで、2巻は謎の液体の中で目覚めたこの少女が、そこから脱出するというところから新しいストーリーが始まって行くようだ。YumeやCrowが再登場するのかは不明。
あと、最後になってしまったのだけど、Crowは実はThey/Themの三人称複数で、おそらくは彼が目として使っているカラスも含めた集団というような意図なのだと思われるのだが、そういう人称で呼ばれるのが終盤、YumeとShinobuの会話の中のみだったりするので、やや説明もややこしいので単数として扱った。原文で読まれるときには注意。
巻末には12ページの短編、「Summer Death」が収録されている他、前述の通り、この作品の一部原型となった、イラストと文章による「Demons Zine」が収録されている。
最初に書いたように、少しマンガ/コミック的文法が甘いところがあり、分かりにくいところも多かったりするのだが、少し最近の日本のマンガから失われつつあるように思えるものを、日本のマンガの手法で描いた、大変興味深く、また楽しめるいい作品だったと思う。
現在Kindle Unlimitedでこの第1巻『Zombie Makeout Club Vol. 1: Deathwish』は読めるのだが、期間限定的なものかもしれないので、気になって見てみたいという人はなるべくお早めに。Webtoon版は縦読みのスタイルでコマ構成なども違うのだが、そちらはこの続きも無料で読めます。
作者について
作者については、先に一旦書いたのだけど、Zombie Makeout ClubのショップサイトのAboutから、影響を受けたマンガ作品などの、もう少し詳しい情報を得られたので、追加しておく。とりあえず全く正体不明から徐々に広げて行ったんで、少々の不手際はご勘弁を。
ただ国籍、年齢等は依然不明で、そちらのショップがHMV UKの商品ページへのリンクがあることから、英国人ではないかとも思われるが、版元Ablazeがアメリカのパブリッシャーなので、一応カテゴリ的にはアメリカに分類しておく。
まず彼はハイスクール時代、図書館の日本のマンガコーナーで『アキラ』に出会い衝撃を受ける。2001年ということなので、まあ逆算すると1980年代ぐらいの生まれ。そのくらいの歳なのだろう。
このZombie Makeout Clubを始める以前は、なんかファミリー・フレンドリーなジャンルでコミックやモバイルゲームの仕事に携わっていたらしい。そこから自身の表現を求めて始めたのがブランドとしてのZombie Makeout Clubだということ。なんか全然違うようなデザインのジャンルから入ってきた人なのかと思ってたけど、どのくらいかはわからないけど、そっち業界の経験もあったようだ。
影響を受けたマンガ作品としてまず挙げられているのが『多重人格探偵サイコ』。最も好きな作品だそうだ。なるほど、なんかすぐ出てこなかったけど、空間の使い方や、セリフの間、タイミングなど多く影響を受けている感じ。その他には、『GANTZ』、『DEATH NOTE』、『BLAME!』、『ドロヘドロ』。最近のものでは『呪術廻戦』、『チェンソーマン』といったところ。
映画では先に書いた『鉄男』、『ラバーズ・ラヴァー』の他、『東京残酷警察』、『自殺サークル』などのタイトルも挙げられている。他にはゲーム、須田剛一のファンで、『killer7』、『シルバー事件』、『ノーモア★ヒーローズ』といったところから多く影響を受けたとのこと。
現在Ablazeでは、Backerkitにて『The Art Of Zombie Makeout Club Exclusive Deluxe Hardcover』出版のための資金が募られている。この書き方で正しいのか?こういうものあまり扱ったことないんで…。あ、あと5日しかないじゃん。リンクはこちら → The Art Of Zombie Makeout Club Exclusive Deluxe Hardcover/Backerkit
それに際し、作者Peter Richardson本人登場の動画も公開されている。もし期限が終了してなくなってたらごめん。
かなり身体のタトゥーパーセンテージは高いが、わりと気さくなおっさん。結局正体隠してたのも、日本からのマンガに見せかけたいという理由のためのみだったのだろう。
本店の方で毎年書いてるスプラッタパンクアワードの方で、新型コロナ状況でどん底だった2022年出版作品の昨年は、自費出版作品も多く含まれ、個人でコンベンション的なものに出したり通販で売ったりするためグッズを作っているようなコミュニティーが存在することを知ったが、この作者Peter Richardsonもそういうところに属する人なのかなと思った。
版元ABLAZE Publishingについては、代表する作品とかいまいちわからないのだけど、Xが2019年からとなってるので割と新しいパブリッシャーなのだろうと思う。他国からの翻訳作品も多く出版されているようで、日本からも『ネオ・ファウスト』など手塚治虫作品の他、佐伊村司の『クルエラー ザン デッド』や、本田真吾の『終園地』なども出ている。韓国からの作品も多いようで、窓口だけは多いけどいい作品見つけるのがどうも難しい、そっち方面への入り口になるかもとも思ってる。
ABLAZE Publishing
Zombie Makeout Club
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