挨拶ぐらいせねば、と思っての挨拶程度ですが…。

いきなりなんだかとても周年とかいう挨拶とは思えないほどの最低レベルテンションで申し訳ないっす…。
ああ、別になんかもうやる気なくなったとかいう話ではないですので。なんかもうあれもやらねばこれもやらねば、ということの膨大さの前に、季節的な体調の不安定さの上に、この2月から3月にかけて様々な個人的事情が重なり、やっとひと段落着いたもののの体力気力共に最低レベルになりというところで、そんな自分の状態とのギャップでぺしゃんこになり、テンション最低レベルになっとるという話ですが。なんかやってるうちに少し空気入ってくりゃいいけど…。
ただまあ、ここでなんか書かなければ、というところでかなりテンション下がってるのは、少し前に本店の方でやった12周年のこともあるよな、と思う。
なんか自分の方で色々考えてたものがあり、そこにこういうの一回やっといた方がいいか、みたいな考えが浮かんでハードボイルドジャンル重要作家108~みたいなものをやったんだが、結局最後の方になるにつれ、こんなことやってどうなんの?みたいな気分が強まるばかり。結局日本の翻訳ミステリ業界なんてものも、読書のプロやらミス研人脈やらカルト集団やらに完全に食いつぶされてどうにもなんなくなってるんだしさ。こんなまとめみたいなもん、簡単に知ったかぶりした~いみたいな輩のお手軽うんちく知識みたいなもんとして、温く薄めて消費されるだけだろとかな。
なんかそんなこんなで、まあ狂人レベルのハードボイルド廃人ゆえ、普段書く機会のなかったハードボイルド話書く楽しさのみで最後までやったが、なんかもうこんなこと二度とやりたくねえ。日本におけるハードボイルドなんてこと二度と考えたくねえ。もう作品紹介以外一切やらんからな!ぐらいの気分になってのこっちの周年というわけで…。
なんか色々、最近の海外のコミック状況だとか、この一年で考えたことや発見、今後追って行きたい方向とかあった気がするんだけど、こっちでももう作品紹介しかやりたくないや、書かなきゃなんないこと山ほど、大陸ほどあるのに。3年続いたぐらいで言うこともないだろ、めんどくせ~なあみたいになったしまいました…。なんか色々ごめん…。本店の怒りやら悪口雑言はなるべくこっちに持ち込まないつもりだったんだが、そのこともごめん。

今年からはその一年で扱った作品から名場面的なものをピックアップすんのもいいかも、とか思いつき、この一年でやったものを見たら、こんだけかよ…、とまたへこんだり。
ホント進まんよなあと思うけど、これに関してはどうにもならない。できるのは可能な限り時間を注ぎ込んで行くぐらい。まあ、そんな気分がより一層焦りみたいな感じで、挨拶とかしてる場合じゃない的なここでのやる気のなさに繋がってるのだろうけど…。
なんとかかんとか『The Invisibles』の第3回を完成させ一区切りって感じで、とにかく第4回書き出し、その他並行してやろうと思ってたのを二つ始めてみたら、なんかどっちもどう考えても長くなりそう…。なんか早く書けそうなのを先にやるかな、と考えてたりするところで、ああ3周年なんか書かなきゃ、になってるような日々です。
とりあえず、先の予告的に、やろうと思ってることを少々。あんまり書くとその膨大さにまた無気力常態に戻るんで少々。
ずっと言いつつ去年結局できなかった、ブライアン・マイケル・ベンディスとスコット・スナイダーについては、なんとか。コミック表現というものに意欲的に挑み続ける、ベンディスの日本的にはあまり知られていない重要なオリジナル作品群。なんかホント色々考えると、スナイダーっていうのは現在進行形のアメリカのコミックというところで最も見ておかなければならない人だよなと思う。
こんな「怪人」が、アメリカのメジャーなコミックシーンで野放しになってるのか?と常々思うジョナサン・ヒックマン。…なんだが、代表作の一つと言える『East of West』やるよ~と一旦は言ったものの、これマジでやると『The Invisibles』ぐらい大変なんじゃね?と気付いてちょっと尻込み…。もう少しお手軽そうなところからでも始めてこうとは思うんだが…。
そしてJames Tynion IV。タイニョン四世。四世については実は結構前から何かやらなければと色々見てはいるんだが、まず初期の方見てう~ん、ちょっといまいちとなって、もっと近作見てこれは、と思う一方で、その間を埋める変遷みたいなのがあるはずなんだがなかなか掴めず、みたいな感じでなかなか始められないでいたり。まあ現在の重要作家であることは間違いないんで、今年こそは四世作品に取り組むつもりです。
あとイギリスのコミック。いや、ブリティッシュ・インヴェイジョンのムーアやらモリソンのルーツ的なところだけじゃなく、英国コミックというのは掘ってみればみるほど面白い。かの『Tank Girl』を産み出したような作家中心の雑誌とかが勃興するような動きとか。とにかく英国コミック作家作品を片っ端から取り上げて見て行くぐらいのことしたいんだが。
そしてバンドデシネね。まあそういうとこを強く批判したいという気もないんだが、日本にはどうしてもある種のフィルターかかってセレクトされた「優良作」的なものしか決して紹介されないところなんだが、なんかさあ、バンドデシネだってもっとコミック的マンガ的というような、うーん単純にエンタテインメントみたいな考えも違うんだけど、なんかそういう風に読めるものが山ほどあるわけじゃない。なんかそういう物を手当たり次第に紹介して、もっとバンドデシネというものの形が見えてくれば。もうバンドデシネ専門のサイト作ってそればっかりやってければぐらいにも思ったりする。…まあ無理だけど…。
なんか思いついたのをちょっとだけ、とか書くつもりがすぐにこんなにできんのか?ぐらいになってしまう…。ああ、なんとかならんのか?書く時間も足りねえ。読む時間も足りねえ。そこんところを埋める体力もねえ。電話も…、あ、いや電話も電気もあるし、お住まいの自治体のサービス等にも不満があるわけではないけど。

とまあ、そんな状況で、やりたいことやらなければと思うことばかりある一方で、なんか面倒になりそうなこととか果てしなく考えたくないみたいなところで、3周年、なんか言っとかなきゃ、みたいなのがこれというわけです。
まあ、読んでくれてる人には、とりあえず生きてて、またもたつくばかりだろうけど色々やって続いて行きます、ぐらいが伝わればいいんかな?なんかさあ、今回「まあ」とか「とりあえず」とか多すぎない?
考えれば細かいことは色々あるだろうけど、日本における海外のコミックということに関しては、基本的に翻訳ミステリのような思い込みや出鱈目やその場しのぎでもう身動き取れなくなっていて、何か一つ言うために全方位的に罵倒から始めなきゃなんないほどひどい状況ではないと思う。些末なことは無視して、なんにもないところで一から話すような形でやって行っても問題ないだろ、ぐらいが自分の考えです。なんか前に「王道」みたいなもん少し考えたけど、もうどうでもいいや。考え詰めて行くと、それこそ「本格ミステリ」みたいな思い込みカルト宗教みたいなもんにぶつかりそうだしな。
そんなんより面白そうな考えることなんて山ほどある。例えば時々言ってるアメリカのコミックの文章・セリフみたいなもんの変化だけど、今世紀初めぐらいに出て来たベンディスやブルベイカーのような作画もストーリーも自分でやるところから始めた作家たちが考えたような、ひとつのコマ=パネルの中でコミックとして適当な形・長さみたいなもんが全体的な流れになっているのは、それこそスナイダーのような作家の新作旧作を見比べても明らかなんだが、その一方でその前のトレンドみたいなところがあったトッド・マクファーレンとかの散文的モノローグとかがあって、それの発生要因なのかもというところに、さらに遡ったジム・ステランコの独創的なグラフィック、レイアウトの導入というところに繋がるのかもとかね。またそのモノローグのルーツにヴァンピレラなどのWarrenものが関係してるだろうというところもあり、短いページの中での画面構成の工夫とかも関係あるのかもとか、それを考えるとさらに遡ったEC Comicsとかどうなんだろうかとか。
ひとつのところに注目してみるだけで、これがどう変わってきたのか、それぞれの作家は何を考えて来たのかというような興味は果てしなく広がり、それを突き止めるにはくだらん論を固めるなんてことより、実際に描かれた作品を見て行くのが遥かに重要だ。
結局、ひとつでも多くの作品紹介を積み重ねて行くしかない、というのが常に自分の辿り着く結論。
早く片付けて別の作品紹介の方に戻りたいみたいなやる気のなさ満々ながら、結構色々書いて来たけど、最後に一つ言っておかなければならないのは、新しい作品や動きといったものの重要性。
現状、様々な意味でアメリカを中心とした海外コミックは低迷といった状態で、それこそ本店でコミック関連のことも一緒に書いて始めた頃ほどの勢いもない。ただそういう状態であろうと、現在というのはここから先の未来につながるものとして、常に見て行かなければならない最も重要な部分だと思う。
やはりここのところはちょっとという留保的なところはある作品でも現在の状況の中で意味を持ってると思えれば、なんとか一つでも多くを拾って行かなければと思う。例えばさ、Neon Ichibanとかについても、今の時期こんなの作ってもみたいに斜に構えてみてるような人もいるだろうけど、やっぱりとにかく毎日立ち上げて一応ぐらいに見ていても、それなりにかつてのComixologyが無くなり、あまり見えなくなっていたような大小各社が今何を考えてどんなものを出そうとしているか、みたいなところが朧気ながらでも見えて来たりするものだよ。
過去を見れば知られていなかったり、忘れられている興味深いものがいくらでもあり、そして更にどうなるかはまだ見えない未来に向けてどんなものが出てくるのか、そういう興味が自分がこれをやってる原動力で、そんな感じで今後も息絶え絶えぐらいの感じでも続けて行きますので、まあ時々気が向いたらまた見に来てくださいね。
あーそういえば言ってなかったところで『Love and Rockets』とか本当に重要な作品だと思ってるんだが、なんとか概要以上のところでうまく紹介する方法ないのかなあ?もっと遡って60~70年代ぐらいのアンダーグラウンドとか探って行かなきゃなあ。とかなんでとりあえずまとまったのにそんな話始めるの?とにかく本当に海外コミックのことで書きたいことは尽きないんだよ。ああ、ジャッジ・ドレッド!とにかくドレッドやんなきゃ何も始まんないんだよ!あー体力もねえ、書く時間も足りねえ、読む時間も足りねえ、電気も…、と、それ以外の曲思いつかないけど吉幾三トリビュートで終わります。なんだそりゃ。最後に『The Invisibles』に登場した「こんな村嫌だ」を。

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